南北朝についての日記?

ノー南北朝、ノーライフ。南北朝を愛してやまないド素人の恥かきブログです。

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濃密吉野&京都旅 吉野編(1日目)その1

お待たせしました! 吉野&京都旅行記です。
11月下旬、2泊3日で吉野と京都へ行ってきました。吉野では吉野ビジターズビューロー主催の「太平記の里 感涙体験ツアー」に参加、京都では国立博物館の国宝展に行ったりしてきました。

めちゃくちゃ濃かった旅行でしたよ。とくに吉野は濃くて深くて、それはもうすごかったです。
深すぎて、わかったようなことを言いたくないというくらい…! なので、今回の旅行記はさらっとお伝えする感じになるかもしれません。

それと、写真を撮っている暇があまりなかったのと寒いせいかタッチパネルが反応しなくて(泣)、画像アップも控えめとなりました。

ではでははじまりで~す


   ◇ ◇ ◇


吉野では最前も申した通り、以前このブログでもご紹介した↓のツアーに参加しました。

太平記の里感涙体験ツアー表
太平記の里感涙体験ツアー行程表

これに参加した理由は、シンポジウム「吉野歴史悲話ヒストリア 南朝哀史~後醍醐天皇物語~」が組み込まれているからです。
シンポジウム内に福岡県八女市の市民劇団・劇団大藤のミュージカル劇「藤の記憶」の公演があり、私は何としてもこれを観たかったの!!!

ミュージカル劇「藤の記憶」については、たびたびお伝えしていますね。
八女市に伝わる後征西将軍宮・良成親王とその妃・姫御前の哀しい伝承を元にした素晴らしい舞台で、私は代表の樋口好枝さんが送って下さった公演DVDを拝見してから虜になってしまいました。
いつか生の舞台を観たいと切望してから、意外にも早くその願いが叶えられ、本当にうれしかったです。

※劇団大藤とミュージカル劇「藤の記憶」については、こちらをご覧くださればと思います。

そしてツアー自体もまた本当に凄まじかったです!
南朝、とくに後醍醐天皇ファンにはタイトル通り感涙ものだと思いました。好きだけど特にファンというわけではない私も、感動して涙が流れた瞬間もあったほど。もっと宣伝すればよかったのに、と思う。もったいない!
盛りだくさんで、一つ一つが濃くて、いや、濃すぎて、凄かったです!!!

吉野みてあるき
吉野の地図。(吉野町公式ホームページよりお借りしました。こちらはツアーで配られた地図と同じものです)


さて、ツアーの当日。東京駅6:43発の新幹線に乗り、吉野の近鉄大和上市駅に着いたのが11:18。吉野は遠いというのを実感しました。

近鉄路線図
近畿日本鉄道公式サイトより。
↑これ、全部の駅が載ってるわけじゃないけど(他路線も)、わかりやすくて助かりました。

改札には吉野ビジターズビューローの方が待っていてくださり、隣接の吉野観光案内所へ案内されました。こちらであたたかいお茶などをいただき落ち着いた後、徒歩で昼食会場へ向かいました。
ちなみにこのツアーに参加したメンバーは私を入れて8人でした

(あ、観光案内所はトイレも利用できるみたいでした。私は利用しなかったんですが、建物が新しいっぽかったので駅のトイレよりは快適かもしれません

観光案内所を出ると、はるばると正面に金峯山寺蔵王堂が!!!
KIMG0948.jpg
ちゃんと写ってるんですよ、蔵王堂
もうね、今回こんな写真ばっかりで…(涙) これは逆光だけが原因とは思えない…。
肉眼ではもっとはっきりわかり、本当に感動・感激しました。だって初吉野なので、蔵王堂を初めてこの時見たんです

15分ほど歩いたところにあるゲストハウス「三奇楼」でお弁当のお昼ごはんをいただきました。
三奇楼は元料理旅館だったのを改装した建物で、古い建築好きの人にはたまらないかもしれません。

ゲス卜ハウス・移住体験スペース 三奇楼 SANKIROU

三奇楼1 三奇楼2
上記webサイトよりお借りしました。(例によって写真はヒドイ有様だったので)

サイト内の写真は雰囲気が明るくてなんか印象が違う…。もっと暗くていい感じでした。こういう建築は暗い方が断然いいんです!!!(力説)

奈良産の食材をふんだんに使ったお弁当もすご~く美味しかった また食べたいな。
三奇楼お弁当メニュー
メニュー表。凝ってましたよ~

食事をしながらビジターズビューローの方が話してくれましたが、今回のようなツアーが企画されたのは、桜だけではない吉野の魅力をもっと広めたいということからだったそうで、地元に密着しているからこそ出来る・公共交通機関を使えないようなところへも行ける、という、大手の旅行会社が出来ない企画を売りとしているということでした。

まさしくそういうツアーでした。これから具体的に綴っていきますが、本当にいいツアーでしたよ
「太平記等にも記述があり、また、皇居もあるなど、吉野は誇れるところ」という意味のことをビューローの方が言っていたのが印象に残りました。
地元の人がその地域を誇れるのって本当に素敵だし、それを広めようと実際に活動されている吉野ビジターズビューローの方たちを尊敬します

そしてこれからも吉野の歴史にまつわるツアーはどしどし企画されていて、なんとですよ皆さん! 来年秋には大塔宮の足跡をたどる日帰りツアーを計画しているとのことです!!!!!

ギャー 興奮しちゃいますね!! ←落ち着け

そのほか壬申の乱ツアーだとか目白押しっぽかったです。吉野ビジターズビューローの最新情報ブログでこまめにチェックしましょう!


そして、三奇楼では電車の都合で後から合流された「四條畷楠正行の会」東京支部長のFさんという方とお会いしました。
Fさんは以前より当ブログを通してメールを下さってから何度かやりとりをさせていただいていました。
正行と吉野を愛して愛して愛して×∞! 吉野には十数回、そのほか正行関連史跡に日参というくらい行かれている凄い方!!
今回の旅でも本当にいろんなことを教えて下さいました。Fさんは吉野マスターです

ちなみに…四條畷楠正行の会は、これまでブログで何度か取り上げたことがありましたね。
大阪府四条畷市は楠木正行が四条畷の戦いで戦死した地で、正行を祀る四条畷神社があります。
いま、地元民でも正行を知らないという人が増え、それを憂えた元市議の扇谷昭氏が会を立ち上げたとのこと。正行の顕彰や史料の研究・現地調査など、様々な活動を精力的に行っています。

Fさんにはこの日初めてお目にかかったのですが、お会いしてすぐに話が盛り上がり、食後に蔵の見学などしようと思っていたのにあっという間に出発時間が(笑)


昼食のあとは私の第一の目的、シンポジウム「吉野歴史悲話ヒストリア 南朝哀史~後醍醐天皇物語~」です!
会場の吉野町中央公民館までは徒歩5分くらいだったかな、すぐでした。
パラパラと雨が降り出していて、ビューローの方に「山時雨」というものだと教えてもらいました。なんて風流な

KIMG0955.jpg
会場入り口。

吉野歴史悲話ヒストリア 南朝哀史~後醍醐天皇物語~1
吉野歴史悲話ヒストリア 南朝哀史~後醍醐天皇物語~2
吉野歴史悲話ヒストリア 南朝哀史~後醍醐天皇物語~3
吉野歴史悲話ヒストリア 南朝哀史~後醍醐天皇物語~4

もうねえ、これだけでたっぷりだったんですよ。なのにこれはツアーの一行程だなんて、凄すぎる。


吉野ではこれまで南北朝とのかかわりで打ち出した企画はあんまりやってこなかったのだそうです。知らなかった! 開会のあいさつで北岡吉野町長が「これからは南北朝の企画を毎年やっていきたい」と意気込みを語っておられたのでうれしい


一番はじめの人形劇「ひとひらの太平記」はとても感動しました。
文楽の手法を取り入れて人形を遣うというスタイル。音楽と語りが力強く、また、信濃出身の村上義光・義隆父子が妻(母)の“おやき”を通してふるさとを遠く想っていたのが切ない(涙) 義隆が可愛くて、哀れでした…

森茂暁先生の講演は本当に勉強になった! 南朝の歴史の概要という感じだったが、森先生の見解がしっかりと入っていて聴きごたえ大でした!!
配られた資料も使える~ 得したなって感じです(笑)

ちなみにこちらが進行表↓
シンポジウム基調講演 内容構成

いちばん印象に残っているのが、「南朝の存在は日本の歴史を牽引した。南朝の成果はもっと評価されていい」という部分かな。あと(それに関連して)後南朝が実は重要な部分であるということ!
私たちは知らないことが多すぎる。もっと勉強を深めたいと思いました。
これを聞けたのは本当に収穫でした。30分と短かったけど、ぎっちりと密度が濃かったです。


パネルディスカッションは思ったよりもあっさりした感じでしたが、五條良知管長の後醍醐天皇が吉野を選んだ理由と、五條頼元のご子孫・五條元滋氏の九州南朝の歴史と現在の八女市民が征西将軍懐良・良成両親王を今も誇りに思っている、というお話は非常に興味深かった。
(ここに書ききれないよ~

また、五條管長と五條元滋氏の名字が同じなのを、コーディネーターの小日向えりちゃんが聞いてくれましたが、血縁関係はないとのことでした(笑)
たぶん誰もが気になっていたことだと思うので、いい質問! と思いました(笑)


さて、劇団大藤のミュージカル劇「藤の記憶」(ダイジェスト版)です。
生の舞台を拝める興奮と、樋口さんのアレンジへの期待感などで始まる前はドキドキ・ワクワクして心身ともに落ち着きがなかったのですが(汗)、いざ始まるとその世界に引き込まれ、全身が舞台に釘付けとなりました。
すごいパワーと吸引力が感じられ、ホール一帯が600年前の南北朝になっていたかのようです。(オリジナル版ならもっとそう感じたのだろうと思います)

遠い昔の、物語の中の人物に魂が宿り、生き生きと息づき甦ったという感じ。
こうまで感じることができるのは、八女の方たちが良成親王たちを心の底から大好きだから…愛しているからだと思うのです。
どんな名優が演じていても、ここまでの感動は得られないと断言できます。
600年も育んできた良成親王たちへの愛がそこにはないからです。

多くの方が感動したという感想を述べておられました。また、ダイジェストではなく全編を通して観たいと思われたのではないでしょうか。
実は私は、何か違和感?のようなものを感じていたんですが、後から気づきました。小さいんですよ、劇団大藤の舞台はもっとスケールが大きいんだ。たとえば良成親王と姫御前の二人が舞台に立っているだけで、ホールが小さく感じるんですよ~!!
(吉野町中央公民館大ホールは収容人数450名です)
これはDVDではわからなかったことでした

次の私の夢は、オリジナル版を八女で観ること。
いつかその夢が叶うと信じ、その時を心から楽しみにしています


「藤の記憶」のあと、八女の黒木大藤の苗が吉野町に贈られるというちょっとしたセレモニーのような一幕がありました。
黒木大藤は良成親王が植えたという伝承のある藤で、私は今年4月に見に行ってきました(よろしければ過去記事をご覧くださいね)。

黒木大藤5
それはもう、本当に夢のような空間でしたよ…!

今年1月に吉野の桜が八女に贈られたそのお返しということなのだそうです。(その時の様子はこちら→奈良県吉野町と友好交流植樹を行いました/八女市ホームページ
八女市の副市長が持ってこられ(北岡市長がご病気のため)、「吉野の人たちに八女の、良成親王の藤を育ててほしい…」という副市長の言葉に号泣しました。
吉野を遠くから思っていたであろう良成親王の心、魂の一部が、吉野に届けられたような気がして…副市長さんたちの優しさがうれしくてなりません…



シンポジウムの終了後、劇団大藤の方たちが席の方まで来て下さいました。皆さんと再会できて、本当にうれしかったです!!
最後はホール出口で総勢で見送っていただき、こんなことをしていただくような者でもないのにと恐縮しきり
実は会場に到着して席に着いていた時に、代表の樋口好枝さんと事務局の古賀真理さんが私を捜して来て下さいました。
皆さんからの心づくしのお土産までいただき、感無量です…(涙)
以前より、「当日は終了後楽屋に伺いたいけど、ツアーだから時間がなくて無理かも…」と私が言っていたので、わざわざ来て下さったんだと思います。
また、八女での講演を見て劇団大藤のファンになったという真理さんのご友人もわざわざ席まで来て下さり、ご自身で撮影された地元八女に残る懐良親王の史跡のブルーレイをいただきました。
本当に八女の方は、思いやりの深い、あたたかい方たちばかりです…(涙) 皆さまありがとうございました!!
またお会いできたらと心から思います。





1日目の続きはまた明日。
どうぞお楽しみに

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カオリ丸

Author:カオリ丸
下総国の住人。
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